• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第9章 活力の部屋、希望の人、




「……これ、既にリヴァイさんと
同罪な気がするんですけど……」

エマはエルヴィンから唇を離すと、
呟くように言う。


「そうかな。これは私が迫って
勝手にしたことだろう?
リヴァイは自らしていたじゃないか。」


エルヴィンのその言葉を聞き、
エマはその時のことを思い出し
表情を曇らせた。



「君にそんな表情をさせるリヴァイが
腹立たしいよ……」

エルヴィンはエマの頬に
そっと手を添える。


「エマ。私の元に戻ってこないか?」

「……エルヴィンさん、
ここに帰って来た時と
言ってることが全然違いますよ?」


エマの困惑しつつも冷静な突っ込みに
エルヴィンは少し頬を緩めると

「仕方ないだろう。
君と一緒に居ると、
理性が保てなくなるんだよ。」

そう言って再びエマに唇を重ねた。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp