第48章 最初で最後の

「お前はエルヴィンのテクニックを、
かなり褒め称えてたからな……」

リヴァイはそう言うと、
エマから手を離す。


「私が酔った時に言ってたんですね……」

エマは思わず頬を赤らめた。


「調査前も、エルヴィンに
操を捧げたがる奴が多いからな。
相当女にとって魅力的な身体なんだろ。」


「……調査兵団の兵士は、
みんな魅力的な身体、
持ってるじゃないですか。」

エマのその発言に、
リヴァイは少し驚嘆の表情を浮かべると

「……お前、何人とやってんだ？」

そう言ってエマを注視した。


エマはリヴァイの言葉の意味を理解し、

「リヴァイさん、
完全に勘違いしてると思うんですけど、
身体って、体格のことですからね。」

と、呆れたように言う。