• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第48章 最初で最後の



「……この場所、
つい、心の底で思っている言葉を
言ってしまうような雰囲気がありますよね。」


エマはさっき自分の言った言葉が、
リヴァイを束縛することに
繋がると分かっていても、
言わずにはいられなかった。

そして、声に出して言ったことで、
予感が確信に変わるような気持ちになる。



「お前、俺に抱かれるのが好きなのか?」

「……単刀直入ですね。」

リヴァイの質問に、エマは思わず口籠る。



「………嫌いじゃないです。」

「嫌いじゃない?ハッキリ言えよ。」

リヴァイがわざとらしく出した
ドスの利いた声に、
エマは少し笑いながら

「好きです。」

と、答えた。


リヴァイは穏やかな表情で
エマの目を見つめると、
ゆっくり唇を重ねた。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp