第48章 最初で最後の
『結局やっちゃったよ……』
エマは朝からリヴァイと
身体を合わしたことを悔やみつつ、
昼食の準備をしていた。
『リヴァイさんのあの目、卑怯なんだよなぁ。
あんな優しくていやらしい目されたら、
逃げられるはずないじゃん……』
そう思いながら、
リヴァイの淫猥な目を思い出し、
また少し身体が熱くなる。
『ダメだ。余計なことは考えないでおこう……』
「おい、お前……
またやらしいこと考えてんのか?」
急に耳元でリヴァイに声を掛けられ、
エマは身体をビクつかせた。
「り、リヴァイさん、
心臓に悪いので、
急に出て来るのやめてください……」
エマは若干震える声でリヴァイに訴える。
「あ?俺は結構前からここにいたが。
お前がやらしい妄想に夢中で
気付かなかっただけ」
「ちょっと!何てこと言ってるんですか!」
エマは思わずリヴァイの口を塞いだ。