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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第47章 薬の効能



「リヴァイって、
あんまり自分の話しないでしょ?
だから、少し興味あるし。」

平然とそう言うハンジに、

「だからって、私がこれリヴァイさんに
飲ませれると思いますか?」

と、問いかける。


「うん。
私よりは確実に飲ませれるでしょ。」

ハンジはそう言いながら、
以前リヴァイに新薬を飲ませようと
試みたことを思い出し、
一瞬身体を震わせた。



「私が渡しても、絶対飲んでくれないし。
でもエマが渡したら、
警戒せず飲んでくれそうじゃん!」

「……うーん、
興味がない訳ではないですけど、
上手くいく気はしないです……」

エマは小さくため息を吐く。


「まぁ、難しかったらまた別の手を考えるよ!
取り敢えず、ちょっと挑戦してみて!」

ハンジは明るくそう言ってエマの肩を叩き、
エマは俯くように頷いた。


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