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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第39章 優しいキス



……焦らされている。


しかも、そのせいで、
かなり興奮状態に陥っている。



エマは疼き始める下半身から
意識を逸らそうと、
身体を後ろに反らした。



「どうした?」

エルヴィンはエマの後頭部を支え、
再び自分の顔に近付ける。


「……いや、なんか、
やけにキスが優しいなぁって……」

エマはエルヴィンから
目を逸らしながら言うと、

「君が身体の関係を持つのを嫌がるから
このキスだけで我慢しているんだが。」

エルヴィンはそう言った後、
エマの耳元に口を近付け

「……君はそろそろ
我慢できなくなってきたかな。」

と、耳元で囁き、耳たぶを唇で優しく挟む。


「……っ、そういう訳じゃないですっ、」

エマは否定するが、
耳をゆっくりなぞっていく唇のせいで
再び下半身に違和感を覚え始めた。

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