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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第26章 涙の意味



「お前は、今それを
俺に話したいと思ってるのか?」


リヴァイの問いかけに、
エマは沈黙して少し考えた後
小さく首を横に振る。



「今はまだ、
話す段階ではないのかもしれないとは
思ってます……」


リヴァイはフッと息を漏らすと

「そうしてくれ。
俺も調査前に気持ちを乱されたくないからな。」

そう言ってエマの髪を撫でた。



「すみません……」

エマはリヴァイの腰に手を回し、
強く抱きしめる。


「一人で考えたいことくらいあるだろ。
俺が調査に行ってる間に、思う存分悩め。
悩んだ結果を俺に話したいと思うんだったら
話せばいい。
だが、特に話す必要がないと思えば、
俺から聞く気はないから話さなくていい。
それでいいな?」


リヴァイの問いかけに、エマは黙って頷いた。

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