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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第1章 名前で





次の日の朝。

エマは目を覚ますと、
すぐに横を確認する。


そして、

「……良かった。夢じゃなかった。」

と、安堵のため息を吐いた。


リヴァイはその声に反応して
目を覚ますと、

「まだ早ぇだろうが。寝ろ……」

そう言ってエマの頬に触れる。


「寝るの、勿体ないです。」

エマはそう言うと、
リヴァイの髪を撫でた。


リヴァイは小さく背伸びをすると、

「まだ俺は死ぬ予定はないが。」

そう言ってエマの頬に手を置くが、
エマはリヴァイの
言葉の真意がよく分からず、沈黙する。


リヴァイはエマの頬を手の甲で
優しく撫でながら、

「……これからお前は
俺の側に居るんだろ?
今からそんなこと言ってたら、
俺は一生寝不足なんだが。」

と、少し頬を緩めた。


エマはリヴァイの胸に顔を埋め、

「それならもう、離さないで下さいね。」

と、リヴァイの背中に手を回す。


「答えるまでもねぇな。」

リヴァイはエマを抱きしめると、
そっと耳元に口付けをした。

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