第9章 最高で最悪な一年
櫻side
萩がなくなって、二回目の年越し
今年は二年参りに行きたいと陣平が言ったから杯戸神社に行った
「今年はおなかの子も一緒に家族4人で初めての2年参りだな」
『そもそもなんで2年参りに来たかったの?』
「萩が昔千速と行ってきたってのを思い出して」
千速さん、、。
神奈川県警の交通部機動隊の萩のお姉さん。
なかなか会いに行けてない。
『そっか。』
「ままあ、眠ちゃい、、」
『陣弥、帰ろうか。』
「ぱぱが抱っこしてやる」
「んー」
陣弥も一歳とはいえまあまあ大きくなった
あまりしゃべれないけど多少の意思疎通くらいはできるようになった
「陣弥もおおきくなったな。」
『ね、もうすぐお兄ちゃんになるしね』
「立派なお兄ちゃんになるといいな」
『おなかの子、女の子だって~』
「なんで今それ言うか!!」
『ふふ、いいじゃない』
「女の子か。何て名前にしようか」
待て待て
『気が早い。もう少しまちな?』
ゆっくり家帰ってから決めようかと言って手をつなぎながら家に帰った