第5章 小さな命
ガタッッッ
「さくら!!!」
『じ、、んやは、、…?』
「安心しろ。ちゃんと無事だ。さくらがメールしてくる直前に保護したよ。」
さっき起きた時も思ったが、自分の心配より先に息子の心配するってとこ、母親らしいなって思ったが俺は怒ってた。
『そ…よかった…』
「なんでおめー、無茶したんだよ。俺らがくることわかってただろ。」
目が覚めたばかりの嫁に怒る旦那っていんのかと思ったがさくらが死ぬかもしれないと思ったら怒らずにはいらなかった。
しかも警察官とはいえ休職中の身、子育てしてる母親だ。
『ご、めんな、さ、い。』
泣きながら謝る彼女を睨みながら俺の口は止まらない
「もしさくらが死んだらどうするんだ!!!警察とはいえ休職中だろうが!!!ほんとに死ぬとこだったんだぞ!!いくら解体できるからって!自ら死ぬかもしれねー方に突っ込んでどういうつもりだ!!!」
俺の怒鳴り声を聞いた諸伏が病室に戻ってきた