第5章 小さな命
さくら…!
さくら!!!
「さくら!!!おきろ!!!」
『じんぺい…?』
「やっと目覚ましたな…」
『あれ。ここどこ…?』
「米花中央病院だ」
『病院…なんで…』
「覚えてないのか?米花神社で爆発事件起きて煙吸いすぎてぶっ倒れたんだぜ」
『はっ!!!!じんやは!』
「大丈夫だ。陣弥も無事だ。…ごめんな、2人がやべえってのにそばにいてやれなくて…」
『ううん、大丈夫。じんやとじんぺいが生きてれば私はそれでいいの。』
もう誰かが亡くなるのはいやだ。
萩みたいに死ぬのも死なれるのももういやだ。
だからほんとに生きてて欲しいのよ…
陣やのこと確認できた私はまた眠りについた