第5章 小さな命
松田side
着いた頃にはすでに本堂が爆発してた…
「おい…さくら…じんや…嘘だろ。。??」
「おい、松田!!しっかりしろ!!焦るな!!」
焦んないでいられるか…!!この世で1番大事なやつがこの爆発に巻き込まれてるかも知れねえんだぞ
「おい、そこのお前!!ここの巫女か!?ここにきてたこの女知らないか!?」
そこにいて震えてる巫女に声をかけた
顔を真っ青にしながら彼女は
「あ、その方なら神主さんに言われてて…あの…煙のある方に向かってました…男の子の赤ちゃん抱きながら…」
「くそっっっ!!!巻き込まれてたか!!」
最悪だ…せっかくのお宮参りが台無しじゃねえか…
さくら…陣弥…無事でいてくれ…
「松田さん!!1人赤ん坊抱いた人が煙の方から出てきました!!」
さくらか!?って思った俺はすぐに駆け寄った
「ゴホッゴホッ!!」
「陣弥!!!!!!無事だったか…よかった…。。あれ、あんた誰だ…さくらは???」
「さくらさんの旦那さんですか??ここの神主です。さくらさんに言われて息子さんを連れて出てきました。」
は?
「なんでさくらも連れてこなかったんだ?」
その神主を○してしまいそうなほど睨んだ俺を後ろから上司に殴られた
「すみません…さくらさんに強く説得されてしまって…この子だけでも助けて欲しいと。まだ爆弾があるから早く逃げろと言われてしまって…」
まだ爆弾があるって???さくらがいるところにか?
「さくらああああああああああ!!!!」