第7章 燃え上がる

杏寿郎が唇を離すと、銀の糸が引いた。緋色は達した後で、ボー然としている。杏寿郎は今度は入り口付近を指で上下になぞる。
「、、、あぁっ、、、」
杏寿郎の指が、一本、中へと入っていく。痛みはないが、中の違和感に、緋色は眉間に皺を寄せる。
「、、痛いか？」
「、、、いたく、ない、です、、、でも、へん、、、」
ゆっくりと探るように杏寿郎の指が出入りする。ある一点を指が掠めると、緋色の体が跳ねた。
「、、、やぁっ、、、」
「、、あぁ、ここか。」
杏寿郎は見つけた、緋色のいいところを指で擦りながら、出し入れする。
「、、、あぁっ、、んぁっ、、やぁっ、、、」
いいところを刺激しているせいか、緋色の中からは愛液がとろとろと出ている。杏寿郎は指を二本に増やした。
「、、、ひぁっ、、あぁっ、、あっ、、、」
緋色の中がきゅうきゅう締まり始める。絶頂が近いようだ。
「、、、やだ、やだ、やだ、、なに、なに、なに、、、」
自分の体の変化についていけてない緋色は混乱している。杏寿郎は肩の下に腕を通し、緋色を抱き締めた。
「、、、大丈夫だ。そのまま身を任せて。」
緋色は夢中で、杏寿郎に腕を回す。
「、、、ひぁっ、、やぁっ、、あぁぁぁぁっ、、、」
杏寿郎の腕の中で、緋色は体を思い切り弓形にした後、脱力した。
「、、上手にイケたな。緋色は可愛いな。」
杏寿郎は中から指を抜くと、緋色に触れるだけの口付けをする。