第5章 まーくんの願い事
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「何度来ても一緒だぞ!わしはこの店を潰して駐車場にするんじゃ!」
おーなーさんは、漫画に出てくる頑固オヤジみたいにゃ人だった
まーくんのお顔をみるなりそう言うと、怖いお顔をして腕を組んだにゃ
「にゃぅ〜」
で、何処が汚れてるのにゃ?(←違うってば)
さとにゃんはじゅんくんの腕から伸びあがって、おーなーさんを見たにゃ
「お?なんだ、猫を連れてるのか?」
んにゃ?おーなーさん、つり上がってたお目めが垂れ下がったのにゃ
何でにゃ?
「おじさん、猫好きなんですか?」
まーくんがぼくの頭をイコイコしにゃがら言った
「おぅ、まあ、何だ……嫌いじゃねぇ」
はにゃ
おーなーさんのお顔、さとにゃんにごろにゃんスリスリされてる時のしょーくんみたいなのにゃ!
もしかして、にゃ
「みゃぅ〜ん」
さとにゃんが思い切り甘えた声で鳴いたら、おーなーさんのお目めがまた下がってにやんって笑ったにゃ
「何だコイツ、人懐っこい猫だな」
「…抱っこしますか?」
「にゃぁ〜う?」
じゅんくん、なんでちょっと悪い顔してるのにゃ?
お帽子を深く被ってるからおーなーさんには見えにゃいかもだけど、さとにゃんには丸見えにゃよ?
「お?良いのか?…逃げたりせんかの?」
「大丈夫ですよ、良く慣れてる子ですから…さとし、おじさんに抱っこしてもらいな?」
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