第4章 不思議な石
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「ふわぁ…おはよ〜。潤くんはまだ寝てるの?」
しょーくんとかずくんが支度を済ませて朝ご飯を食べていたら、まーくんがおっきしてきたのにゃ
「あぁ、なんか時差ぼけだってさ」
にゃ?
にゃんでお隣のおじいちゃんがボケるとじゅんくんがオネムなのにゃ?
「にゃ〜お?」
「ん?どしたのさとし?」
「にゃぁ〜〜!」
「時差ぼけって、何かって?」
まーくんはぼくを抱きかかえると、お椅子に座ってそう言ったにゃ
それを聞いてしょーくんが不思議そうに首を傾げたのにゃ
「なぁ、何時も思うんだけど…なんで雅紀はさとしくんの言ってる事が解るんだ?」
「ん〜?何となくだよ(笑)」
「何となくって言うけどさ…さとしくんのリアクションを見てる限り、合ってる気がすんですけど」
だって、合ってるんにゃもん、あたり前にゃ!
「にゃ〜!」
「ふふ、合ってるって?」
「にゃん」
「……何でだ」
しょーくん、しょんなに眉間にしわを寄せたら、目が疲れちゃうにゃよ?
「なぁ〜お」
「そんなに難しい顔すんなってさ、兄ちゃん」
「Σだ、だから何故解る?!」
にゃ、だから、しょんにゃ顔しちゃ駄目だってば、にゃ!
「にゃぅ〜ん」
「だから、ヤメロって」
「Σななな何故っ!!」
「…何時までやってんですか」
あ〜、ほらぁ!
しょーくんが何時までもへんにゃコトにこだわるから、かずくんが呆れてるのにゃ!
「だって、和也…お前だって不思議だと思うだろ?」
「そうですか?
ただ単に雅紀兄ちゃんの精神構造が人間より猫に近いだけなんじゃないんですかね?」
「どうゆう意味だよ(苦笑)」
にゃうん?
またむつかしい言葉が出て来たのにゃ!
せーしんこうじょうってなんにゃ?
なんの工場にゃ??
「なぉ〜〜ん」
「さとしは皆の言ってる事に興味深々なんだね」
だって、ぼくもお話の仲間に入りたいんにゃもん!
「にゃぁ〜!」
「ふふ、そっか、さとしも皆とオシャベリしたんもんね?」
「にゃ〜ぅ」
「…う〜ん、不思議だ」
そうかにゃ?
さとにゃんに言わせれば、猫のさとにゃんの気持ちをじぇんじぇん解んにゃいしょーくんの方が不思議にゃ!
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