第3章 さとにゃんと、さとしくん
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「さとしくんは、本当に潤が好きなんだね…」
「うん♪」
「…そっか」
しょーくんが溜め息をついて、スポンジをくしゅくしゅして泡立てた
にゃ?
さとにゃん、気がついたのかって??
うん、もう平気にゃ〜♪
そんでね、さとにゃん、今ね、しょーくんとお風呂にゃ♪
…本当はね、正気を取り戻したさとにゃんに、潤くんが
「今日は俺と風呂入るか?さとし」
って言ってくれたのにゃけど、しょーくんが
「そんなことしたら、さとしくんのぼせて具合悪くなっちゃうよ!」
とか言って、さとにゃんを抱えてお風呂に駆け込んだのにゃ
ん〜…
じゅんくんとお風呂はちょー嬉しいけど、確かにしょーくんの言う通り、のぼせちゃうのにゃ
だからやっぱり、しょーくんとお風呂に入るにょが、一番にゃ♪
でも、しょーくんどうしたのかにゃ?
…さっきから、元気ないのにゃ
「しょーくんはじゅんくんが帰って来て嬉しくないのにゃ?」
「嬉しいよ、そりゃ」
「じゃあ、にゃんでそんにゃに元気がにゃいの?」
「元気が無い訳じゃないけどさ…まあ、みっともない話しだけど、潤にヤキモチ妬いてるんだよ(苦笑)」
「おもち?今日のお夕飯は、クリームコロッケにゃ!」
「…いや、そうゆうことでなくってね(苦笑)」
しょーくんが泡アワのスポンジでさとにゃんの背中をゴシゴシした
「ほら、さとしくんだって、潤がテレビで他の人と仲良くしてるの見るの、イヤでしょ?」
「うん!すんごくイヤにゃ!!」
さとにゃんは、そっくり返ってしょーくんを見た
「はは…そうでしょ?それと一緒だよ」
「ん〜…しょうくんは、さとにゃんがじゅんくんと仲良くすると、イヤなのにゃ?」
「う〜ん、ちょっと違うんだけど…まあ、そうかな?」
「ふぅ〜ん…さとにゃん、じゅんくんが好きにゃけど、同じくらいしょーくんも好きにゃよ?」
「…え?///」
しょーくんがちょっとビックリした様な顔をして、ゴシゴシを止めた
「まーくんも、かずくんも、みんにゃ同じくらい、好きにゃぁ〜♪」
「…あ、そうゆうことね(苦笑)」
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