第3章 さとにゃんと、さとしくん
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ぼくはみんにゃのお顔を見た
眉間にしわを寄せて、心配そうにさとにゃんを見てるしょーくん
優しくにっこり笑って、さとにゃんをヨシヨシしてくれるまーくん
もう半分のお刺身を、またさとにゃんにあ〜んしてくれるかずくん
……って
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「…愛しのイケメンさんがいにゃい…」
「へ?愛しのイケメン??」
しょーくんは間の抜けた声を出した
「あぁ、潤くんね」
さすが、まーくんにゃ♪
「なっ…い、い、愛しっ…?!」
「そりゃ、聞き捨てなりませんね」
なんでにゃ?
「だって、じゅんくんはぼくにょかっこうぃ〜イケメンさんにゃ!
この前まーくんにお願いして、ファンクラブに入ったのにゃ!」
「ふぁふぁふぁ…ふぁんっ??!」
「…家族のファンクラブに入るのって、アリなんですか?」
「まあ、良いんじゃない(笑)」
「じゅんくんがいにゃくて寂しいから、じゅんくんのかっこうぃ〜お写真をみて寂しさを紛らわすんにゃもん♪」
ぼくはお部屋の引き出しからじゅんくんの写真を引っ張りだした
「じゃぁ〜ん、にゃ♪」
「…マジでただのファンじゃないですか(苦笑)」
「と、と、特大ピンナップ…」
「後で潤くんが帰ってきたら、サインしてもらうんだよね?さとし」
「ねぇ〜?まーくん♪」
うふふ〜♪楽しみにゃぁ〜♪♪
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