第1章 ぼく、さとにゃん♪
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「ふぁ〜…ねむい…もうヒト眠りしようかな…」
みんながお仕事に出かけると、まーくんだけがお家に残った
なんでかって言うと、まーくんのお仕事は、夜のお仕事だからにゃ!
何時も、夕方ごろお家を出るのにゃ
だから、それまではぼくと二人っきり♪
…あ、言い忘れたのにゃけど、風山家にお父さんとお母さんは居ないのにゃ
なんか、さとにゃんがお家にくるちょっと前に死んじゃったのにゃ
それと、しょーくんの上にもう一人お兄ちゃんがいのにゃ
でも、しょーくんが産まれる前に、死んじゃったのにゃ
って、しょーくんが言ってたにゃ
ぼくは、その子の名前を貰ったのにゃ
合いたかったにゃぁ…お父さんと、お母さん
それと“さとしくん”
「さとし、おいで?」
あ、まーくんが呼んでるにゃ!
「んにゃ〜ん♪」
「よしよし、さとしは、イイ子だね♪」
おぉ〜ぅ///キモチイイのにゃん♪♪
どうしてまーくんは、ぼくのキモチイイポイントをそんにゃに知ってるのにゃぁ〜////
「んにゅ〜んごろごろ♪」
「ふふ、キモチイイ?さとし」
「んにゃぁあ〜ん♪」
まーくんがぼくを抱き上げてソファーに寝転がった
「ちょっとお昼寝〜♪あれ?朝だから、お昼寝じゃないな…お朝寝?」
「…にゃ?」
う〜ん、さとにゃんは猫だから、わかんにゃいのにゃ!
「ま、いっかぁ♪さとし、一緒に寝よ♪」
「にゃぁ〜ん♪」
やったぁ!まーくん抱っこでおネンネにゃん♪
「あぁ〜、やっぱ癒されるなぁ…さとし」
そうでしょ?だって、癒し猫にゃもん♪
まーくん抱っこでウトウト夢心地…
ぼくは、半分眠りながら
風山家に来たときのコトを思い出していたにゃん
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