第1章 ぼく、さとにゃん♪
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「きゃーい!ふかふかふっかにゃぁ〜♪」
「こらこら、タオルにしがみ付いたら拭けないでしょ(笑)」
おふろから出ると、さっそくしょーくんがふかふかタオルちゃんでぼくを拭いてくれるのにゃけど…
さとにゃん、タオルちゃん好きだから、何時もぎゅうってしちゃうのにゃん
「いやにゃ〜♪さとにゃんのタオルちゃんにゃん♪」
「…もう…じゃあソレ持ってて?違うので拭くから(笑)」
でもね、しょーくんはぼくからタオルちゃんを取り上げたりしないのにゃん
別のタオルでフキフキしてくれるのにゃん♪
「はい、完了。お洋服着て?」
「はぁ〜い、にゃ!」
おふろから出てリビングへ行くと、かずくんがソファーに寝っころがってテレビをみていた
もう、じゅんくんの“ドラマ”は終わったみたいにゃ
「…どうも、あの展開だと、来週あたりヤリますね」
「にゃ?」
ヤル?
…って、なんにゃ??
「こここらっ!!和也、何てコト言うんだっ!!////」
「だって、そんな感じだったから」
「おおおお兄ちゃんは、聞いてないぞっ!!」
「…翔兄ちゃんがチェリーだから、言いにくかったんじゃね?」
「ばっ…!!!/////」
「しょーくんは、さくらんぼさんにゃ〜♪」
「……さとしくんまで(泣)」
にゃん?
ちがった?
「気になるなら訊いてみたら?…さとし、おいで」
かずくんが手を広げた
「んにゃ〜ん♪」
「ん〜、良い香り♪」
え?
かずくんはキケンじゃにゃいのかって?
二人きりににゃらなければ、大丈夫にゃ♪
「…かずくん、ソコ、触るのよしてにゃ」
…変にゃトコは、触るけど、にゃ
「さとしはドコモカシコモ柔らかくってキモチイイですねぇ♪」
「…だから、よしてにゃ」
「いいじゃん、減るもんじゃなし…はい、イコイコ」
「ふにゅぅ〜ん///」
ずるいにゃぁ〜///
さとにゃん、イコイコに弱いのにゃあ////
…ついでに、また変なトコ触ってるけど…
ま、いっかにゃ!(←え?いいの?)
そのままかずくんのお膝の上で寝てしまったぼくは
それでもやっぱり、次の朝
しょーくんのベッドの上で目を覚ましたのにゃ
…また、けっ飛ばされて、にゃ
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