第9章 さとにゃんとさとしくんと、さとしくん
ううぅ~ん…
ぜったい、フード付きさとしくん(←なんか、すっかりそんな呼び方に)
おとぉさんと、おかぁさんに、あいたいのにゃ…
どうして、あいに行かにゃいのらろう?
「むうぅ~~……」
「おにぃちゃん、どうしたの?なにしてるの?」
「んむぅ……考えてるフリにゃ!」(←ダメじゃん)
《ケケケ……何を言ってもムダさ》
さとにゃんが一生懸命考えてるフリをしていたら
何だかちょっと気味の悪い声がした
(…あ、お師匠さま)
にゃ?
「ごしゅうしょうさま、にゃ?」
声のした方を見たら
グレーのフード付きのマントを着たおじさんが立っていた
《そんな、ビミョーに合っているようで、全く違うコトを言いくさってからに!(怒)》
(お師匠さまスイマセン…この子元が猫なもので、ちょっとバカなんです)
にゃんらとぉ!!///
「ヒドいのにゃさとしくん!せめて、“お”を付けて、おバカって言ってなのにゃ!!///」(←そこ?)
《…なるほど…バカだな》
むうぅッ///
「いいんにゃもん!かずくんが“バカな子ほど可愛い”って言ってたもんッ///」(←笑)
しょんにゃコトより
「お前はダレにゃ!」
《…フッフッフッ……ワシか?ワシはのう…》
「あ、おじにゃん、アレに似てるのにゃ!えっとえっと…」
《…いや、だからさ、君ね、人の話は最後まで…》
「ん~っとぉ、ゲゲゲのきんたろうに出てきた、ねずみおやじにゃ!!」
《…いや、全部ビミョーに間違ってて、ドコ突っ込みゃ良いんだか…》
「そっかぁ、ねずみちゃんにゃのらねぇ………ねずみちゃん…」(←何らかのスイッチがオン)
《…いや、だから、ねずみでもないし…》
うぅ~…
にゃんかウズウズするのにゃ…
猫の本能が、あのボーボーのスネをかじれと言ってるのにゃあ!!///