第9章 さとにゃんとさとしくんと、さとしくん
うぅ〜
うにゅぅう〜〜
「………んにゃっ?!」
ココは、どこにゃっ?!
さとにゃんは、眼が覚めると、見知らぬお部屋のベッドの上に寝転がっていた
そのお部屋は、ベッドからなにから、全部真っ白けだった
「はにゃぁ〜…にゃんか、眼がチカチカするのにゃ…」
「うえるかむとぅ〜、死人わーるど!!」
「…にゃ?」
元気な声に振り向くと、其処にはなんだかしょーくんそっくりなオジサンが立っていた
「ちょっと、アナタ!死人ワールドにウェルカムしたい人なんか居ないわよ!」
その後ろにいるおばさんは、なんとなく、ぼくに似ている
「おお、そうか!じゃあ、うえるかむとぅ、生肉わーるど!!」
「何処に生肉要素があるんです?どっちかと言うと、一番縁遠いんですけど」
「…おじさんとおばさん、だれにゃ?」
ぼくは、目の前で小競り合いを始めたおじさんとおばさんに、声をかけた
「おお、これはすまんな!自己紹介が遅れちまって、私たちは…」
「風山家の、父と母よ!」
「もぉ〜母さんずるいぞぉ〜!俺が言おうと思ってたのにぃ〜〜!!///」
「おほほほ、言ったもん勝ちよ!」
「はにゃ…しょーくんたちの、おとうさんとおかあさんにゃ?」
「「そうでぇ〜〜す♪」」
…って、ことは、ココは…
「…ココって、もしかして…死んだ人が居る所にゃの?」
「「その通りぃ〜〜♪」」
「……」
じゃあさとにゃん…
「Σさとにゃん、死んじゃったのにゃぁあーーーッ?!///」