第8章 しょーくんの願い事
「すれば良いじゃないですか、見合いくらい」
「み、見合いくらいって、そんな軽々しく言うなよ!しょしょ、将来の伴侶を決める会合だぞ?!」
「会合って(苦笑)」
「…それに、俺は…」
しょーくんはがっくり撫で肩を落として手に持ったお写真を見詰めた
「…俺に、見合いする資格なんか、あるもんか」
「あるでしょう普通に。独身なんですから」
「…いや、そうでなくて」
「彼女が居る訳でもないし」
「…いや、そうなんだけど」
「てか最後に彼女が居たのって、何年前っすか?」
「…いや、覚えてないけど」(←そんなに前なの?)
ますます肩が落ちて行くしょーくん
このままでは無くなりそう…
「Σんにゃ!!大変にゃッ!!!////」
「Σえっ?!な、なに??さとしくんどうしたの??!」
しょーくんの撫で肩がにゃくにゃっちったら、もうスリル満点の“撫で肩車”が出来なくにゃっちゃぅにょらッ!!!(←だからソコなの?)
「にゃくにゃる前に、れっつごうおん、撫で肩車ッ!!!///」
「Σのあ"ッ!!!」
さとにゃん、しょーくんの撫で肩目指してジャンピングアタック
「Σどぉわッ!!!(汗)」
「にゃっふぅ〜〜♪♪」(←前方から顔に覆い被さる様に抱きついた)
「Σ前がッ!まま前が見えないッ!!(汗)」
「きゃーっ!落ちるぅ〜〜ッ!!////」(←めっちゃ楽しい)
「…さてと、朝飯食おう」
それからさとにゃんは
前が見えなくなったしょーくんが、壁に激突して腰を強打し倒れるまで、撫で肩車をして遊んだ
「はにゃ〜、さとにゃん騒いだからお腹空いたにょら!しょーくん、ご飯ご飯っ!!///」
「痛てて…はぃはぃ、ご飯ね…和也は?」
「俺さっき朝飯食ったばっかだから良いや」
「そうか…さとしくん、なに食べたい?」
しょーくんが、しこたま打った腰をスリスリしながらさとにゃんを見た
「猫缶ッ!」
「…ソレ、以外で」
「じゃ、ツナ缶ッ!!」
「…缶詰、以外で」
「そんじゃ、カリカリッ!!!」
「…いや、だからさ(苦笑)」
だってだって、食べたいのにゃ!!
さとにゃんはお目めにお水を溜めながら言った
「猫缶ッ!ツナ缶ッ!!カリカリぃッ!!!///」
「…どうしたの?さとしくん」