第6章 じゅんくんの願い事
「でもその前に教えてにゃ〜!」
「まぁ、良いがの…パパラッチってのは
芸能人とか有名人のプライベートなんかの写真を撮って、雑誌社に売りつけたりなんかする輩の事だよ」
「…よく解んにゃいけど、それってイケナイコトなのにゃ?」
「度が過ぎるとプライバシーの侵害とかで訴えられたりするケースもあるがね
…まぁ、違法とまでは言いきれないな」
「はにゃ。」
「しかしのう、される方は良い気はしないだろうな
誰だってプライベートな事まで干渉されたくはないだろう?
特に、恋人との一時を撮られたりするのは嫌なんじゃないかのう」
「ふぅ〜ん…
でも、だぁ〜りん、さとにゃんと一緒のトコを、いっそぱぱライチ(←まだ間違ってる)されようかにゃって、言ってたよ?」
「そりゃあ…なんでまた男同士なのにパパラッチされようなんて…お前さんとあの子とじゃあ、兄弟か何かにしか見えんだろうに」
「だってさとにゃんその時、女の子の格好してたし、だ〜りんの彼女になってたんにゃもん♪」
「は?」
おにゃ?
にゃんでそんにゃに目をひんむいてるのにゃ??
「彼女になったって?!なんでまたそんな…」
「だからね?
だ〜りんが“さとしが本当に彼女だったら良かったのになぁ”って言ったから
さとにゃんがじゃあ、今日からさとにゃんはじゅんくんのはにぃで、じゅんくんはぼくのだぁ〜りんね!って言ったのにゃ!!」
「ははぁ…そうか、その辺りが次の願い事って事なのかの」
「…にゃ?願い事って、なんにゃ?
」
「お前が知りたかった夢の話しだよ、さとしや」
「知りたかった…コト、にゃ?」
「そう…忘れた夢の、その先の話しさ……もう、既に一つ叶えてしまったようだけどね」
「…叶える…にゃ?」
にゃんの事を言われているにょか、さとにゃんにはサッパリ解んにゃくて
それに、ぼくを見るボスちゃんの目がゆらゆら光っていて
さとにゃんは、ちょっと怖くなっていたのにゃ
でも、その後ボスちゃんが話してくれたお話しは
…もっと、怖かったのにゃ…