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鬼滅の刃 裏 短編集

第5章 お風呂えっち・悲鳴嶼行冥


「きゃっ」
鈴音の小さな悲鳴が聞こえ、悲鳴嶼は庭の方を覗き込んだ。
「、、、鈴音、どうした?」
鈴音は泥だらけで転んでいた。
「雨が上がったようだったので、洗濯物が干せるか空を見ようと庭に出たら、ぬかるみに足を取られました。」
鈴音は苦笑いだ。
「、、、怪我はないだろうか?」
悲鳴嶼は音もなく鈴音のそばに近寄ると、ひょい、と鈴音を抱き上げた。
「行冥さん、汚れてしまいます。」
「、、、なら一緒に湯浴みをしよう。湯は沸けてるな?」
「一緒に?そんな、大丈夫ですから、下ろしてっ。」
鈴音が下ろしてもらおうと暴れるが、悲鳴嶼の腕から逃げられる筈もない。
悲鳴嶼は脱衣所で、鈴音を下ろすと服を素早く脱がせ、自分も脱ぐと、浴室へと入った。鈴音は恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして、自分を抱きしめる様に胸を隠している。
「、、、ほら、座りなさい。」
悲鳴嶼は鈴音を浴室の椅子に座らせると、背中からお湯をかけた。
「、、、たまには洗ってやろう。」
悲鳴嶼は石鹸を泡立てると、鈴音の背中に手を滑らせた。
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