第11章 ◇それは愛のなせる業◇
あ、俺と真白のその後?
まあ…何と言うか…
何もないです(笑)。
さすがにさ。雰囲気っていうか、ああいう時だったし。ちょっと特殊な感じだったし?すぐどうのってのもアレかなーって。そのうち飯とか誘おうとは思ってるけど、仕事忙しくなって、マジで時間なくて。ホントに連絡できないでいた。
そしたら
しばらくして、なんと向こうからメールがきた!
【夢か幻か勘違いかもしれないけど…】
…うん?
【あの時の吊り橋効果、まだ切れてないみたいです。どうしたらいいでしょうか…】
って。
うん。
どうもしなくてイイっ!
ねえ?
だって。こっちはもっと前から、吊り橋の上だったんだから。ずっと、ドキドキしっぱなしなんだからっ。こないだのことがあってから、好きがますます…
好きすぎてもー大変なんだよッ?
「【じゃあ、今度デートでもしてみますか?】…っと。よし、送信!行けっ!!」
返事はまだだけど
OKだったら…どこに行こう。もちろんドライブ以外(笑)。
やっぱ…海?二人で釣りもいいよね。…船長いるけど(笑)。
いきなり家ってのも何だし、やっぱりどこか、景色のいいとことか?オシャレなバーとか??
…あ。
もっとスッゴイ吊り橋があるとこ、連れていこうかな(笑)。
もちろん、真白の吊り橋効果がずぅ~~~っと、切れないように♪
そんで…
二人で一緒に、バンジーしちゃうか!
怖くなんてない。二人なら。
ね。
思い切って飛んで、落ちてしまおう。
…え?
違う違う。川に、じゃない。
『恋』
ってやつに、サ?
~~~ウマいな俺っ?どうしたっ?(吊り橋効果か!?)
2022/4/11