第1章 ◇試練◇
今日は地方での撮影の前のり。ホントはホテルに泊まる予定だったんだけど、近場にすっごい穴場だけどいいキャンプ場があるって聞いてて。どうせならそっちでキャンプしたいって言ったら…
相『え。なに、キャンプすんの?えー、リーダーだけずるい!俺もキャンプしたぁい!!』
ロケ大好き人間の耳に入って
松『お、いいね~。たまには自然の中でゆっくりしたいなー、俺もぉ』
…面倒なのに飛び火して
櫻『どうせならみんなでバーベキューとかやりたくない?』
よけーな入れ知恵されてっ
相『いーねー!マジでやんない?ほら、ニノも。野菜持ってきてよ』
二『いえ、私は。Wi-Fiないとこでは生存できないんで』
…ちょっとホッとして(笑)
相『なに言ってんの!自慢のお野菜食わせろよ!!』
櫻『今日び飛んでるかもよ?キャンプ場でも』
二『Wi-Fi?逆に抵抗あんな、キャンプ場だと…。あ、でも電話とか通じるならそっか』
松『ねえ、その日のみんなのスケジュールどうなってる?』
といういきさつ。うん。こうなったら無理よ。ここまで行ったら。
ま、俺は~…ソロキャンプで全然良かったんだけどね?マネージャーは俺一人だったらさすがについていかないとマズイと思ってたらしいけど、メンバーもいるなら大丈夫(?)って。なぜかマネージャーもなし。ある意味オフ!?
と思ったら
やっぱりそう甘くはなかった。
いくらマイナーな場所とはいえ、さすがにね?五人でってなるとやっぱりいろいろ心配だし、アウトドアの知識が豊富で前にそういう雑誌作る仕事もしてた人にも同行してもらうって。ついでに取材もしたいと。やっぱ仕事かい!
でも俺のマネージャーくん、よっぽど嫌だったのか、同行担当は結局相葉ちゃんのマネージャー一人だけ。それも実は、同行者はアミダで決めたとか。って、みんな嫌だったんかい!
でもなるべく五人だけの本当のオフショットを撮りたいから、最小限の人数でって気を遣ってくれて。なんとカメラマンと記者さん二人だけ。ま、いきなりだから都合つく人がいなかっただけかもしんないけど。
で
その取材の記者が彼女、真白だったことが、俺にしたら一番ビックリよ。