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ヴァニタスの手記〜赤と緑の書〜

第9章 ようこそ


「ロイド伯爵は私を拾ってくれた人なの‥ヴァニタスはわかると思うけど‥あのじっ」 

ヴァニタスはの口を抑えた

「その話はするな‥」

は頷いた

「えっと‥一人街を彷徨ってた時にロイド伯爵に会ったの‥ロイド伯爵は優しい人で私に色々教えてくれたの‥」

「はこれからどこに俺達を連れていくつもりだ?」

「ロイド伯爵の所‥」

「「「!?」」」

「実は‥その‥ロイド伯爵に‥」

は唇を噛み締めた

(嫌だよ‥ヴァニタスを傷つけたくない‥)

「ロイドに俺達をつれて来いとでも言われたのか?」

はゆっくり頷いた

「そのためにお前は!!ヴァニタスと仲間になったのか!!」

「ジャンヌ!!やめろ」
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