第6章 消える人々
「ここ‥どこ‥?」
は目を覚した
(女性が何人かいる‥‥)
「あなたもあのトンネルに入ったの?」
「はい‥あのトンネルで人が消えると言われて‥」
女性は写真を見せた
「私の夫です‥ここにきたらもう生きては帰れないそうなんです‥」
(あの男性の奥さん‥)
すると何かの声が聞こえた
「今の声は?」
「化物です‥好物が女なんです‥」
はポケットに手を入れた
(良かった‥書は無事)
は赤い書を開いた
(‥次はあの女性の番‥)
は女性を助けるか悩んだ
すると女性の悲鳴が聞こえた
(もう来たか‥‥)
「いや‥死にたくない‥私‥夫と来週結婚式なの」