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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第7章 それぞれの道へ



無事に夢への切っ掛けとなるコンテストが終わり、両部門で最優秀賞を採った私は芸能界の誘いを受けた。夢は世界的なアーティストになる事だけど、事務所からは「女優もなれる」と言ってくれている。勿論、今は義務教育の年齢なので一人前な活躍をするのはまだ先だ。

そこで提案されたのは有望な若手芸能人を育成する企画番組に加入し、その修行やドラマの子役やCMなどで売り出す仕組み。例のコンテスト番組のお陰で、希望すれば参加して良いよと勧められた


なのて大人達としっかり話し合った私は、人気アイドル・沖野ヨーコさんと同じ事務所と契約し、数ヶ月後の9月……彼らも警察学校を卒業する頃から下積みデビューを飾る事に決定した


そしてその報告をある日、伊達さんの彼女で英会話教室の先生でもあるナタリーさんに話す為、家の電話で個人的に彼女の携帯にかけていた




椎奈「……だからごめんね、ナタリー姉さん。英会話教室をやめてしまっても、こうして連絡取ってくれる?」

ナタリー【当然よ椎奈ちゃん!ふふふっ、コンテスト優勝おめでとう!私もワタルも、彼の同期の皆も応援してるからね?】

椎奈「あははっ、ありがとう!世間に出るまで待っててね?」



鈴のように優しい声色をしたナタリーさんと軽く電話で話をし、受話器を固定電話に置くと「よしっ」と小さく気合を入れた




椎奈「(まずは今年の11月7日、萩原さんが爆死する日……。だけどあれだけ忠告したんだもの、他の皆も大丈夫なはず。諸伏さんと伊達さんは無理でも、爆処の二人はせめて現地に見に行こう……)」



そして自分も理想のために、応援してくれる人達の期待に応えるために。これまでの努力と気持ちをぶつけよう、負の感情も闇も吹き飛ばす魂を叫びを轟かせよう……









───さぁ、いよいよアーティスト兼女優、芸名・SHINAが始動する時だ───
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