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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第6章 飛翔



全員が圧倒されて引き込まれるほど綺麗な歌だった。服も曲のイメージに合わせてスリットが入ったセクシーなデザインだ、色はワインレッドのロングワンピって種類だったはず。曲の余韻で一泊置くと、会場じゃ観客も審査員も大きな拍手で椎奈を讃える。俺の部屋でも同期達が「おお〜〜!!」と揃って感銘を受けた



萩原「うわうわっ、聴いてて鳥肌やばかった!!」

松田「13歳の歌じゃねぇだろ……」

諸伏「言葉にできない感動だった」

降谷「絶対優勝してほしいんだが?」

伊達「ダンスの方も楽しみだな」



各々思い思いに言葉を募らせている一方、テレビの画面の方でも司会者や歌手が中心の審査員から椎奈が感想をもらっていた。中には涙目になっているメンバーもいて、彼らに褒められると照れ笑いを浮かべていた











それから残り3人の歌も聴いてはみたが、やはり最初の椎奈の歌唱力がインパクトが強すぎたようだ。確かに一般的な判定ならば上手すぎるレベルなんだろうが、彼女と比較すると贔屓目無しでも椎奈に票が入る

それは同期達も会場の評価も同じだったようで、歌唱部門の最優秀賞は椎奈がその名を連ねた










すると続いてはダンス部門に移行し、さっき歌唱部門で頑張っていた椎奈は休憩の為か一番最後に登場するようだ。まずはこの部門では椎奈の同い年の子供が一番に踊り、それぞれ得意としているダンススタイルがあるらしい。中でも高校生の子供が一番パワフルに踊っていた。会場の審査員曰く、「歌唱もダンスも選手のスキルがかなり高い」のだそうだ。生憎、俺は体を動かす事に関しちゃ武道一筋で音楽系統は本当にからっきしである



【え〜、それではダンス部門の最後の選手!さっき歌唱部門で脅威の才能を発揮した少女の入場です!エントリーNo.○○、工藤椎奈ちゃん!】



最早会場の多くの人間が椎奈に期待を寄せている。司会に得意なジャンルを聞かれた彼女はストリートダンスのクランプと答えていたが、ヒップホップやK-POPなども着手しているらしい

音楽に合わせて力強いステップを踏み、腕を豪快に振るったり体全体を使って躍動感のあるパフォーマンスを演じた。おまけで終わった後の司会者の振りで他のジャンルも要望されて踊っていた
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