(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)
第21章 波瀾万丈な1年間【〜原作0.5年前】
事件が起こったのは原作1年前の2月7日、早朝にロケ収録があった起きた私はグリリバちゃんと彼の車で向かっていた。途中でコンビニに寄っておにぎり3つとカフェオレを買い、それを口にしながら企画者を読んで確認している時だ
諸伏「……お!あれって伊達班長じゃないか?」
椎奈「……あ、ワタルブラザーズだ」
諸伏「ワタルブラザーズ?」
椎奈「えっとね、あはは……」
うっかり前世での呼び名が出してしまって、不思議そうな諸伏さんを苦笑いで誤魔化した。何だか自分の秘密を明かした以降、彼ら限定でお口が緩んでる気がする。それは非常に宜しくない、誰かにバレたら危険だ。そして今は睡眠不足で凄く眠い……
だから小さく欠伸をしている私を他所に、諸伏さんがフェアレディZをワタルブラザーズが歩く歩道に寄せて停車した。思わず「えっ、え?」混乱しながら中と外とを伺う私だったけど、航くんと高木刑事も私と諸伏さんの登場に驚いていた
特に高木刑事は初対面だもんね、芸能人が急に来たらびっくりするわ。なのに諸伏さんはお構いもなく、助手席の窓ガラスを開けて航くんに話しかける
諸伏「久しぶりだなぁ伊達!いつもお勤めお疲れさん」.
伊達「おっと……はははっ椎奈と緑川か!お前らの方こそお疲れさん」
高木「えっ?!まさか伊達さん、SHINAちゃんと知り合いなんですか?!お隣の人も親しそうですし……」
伊達「ああ、松田と萩原を含めて知り合いだ。ご存じアーティストのSHINAと、マネージャーの緑川唯。そんで二人とも、こいつが俺の後輩て教育中の高木渉、揃ってワタルブラザーズだ!」
諸伏「(なるほど、そういう意味か……)」
ポカンとなって驚きっばなしの航くんだったけども、すぐに私達三人を交互に紹介すると、照れてる高木刑事と肩を組んで「名コンビだろ?」と言わんばかりにドヤ顔で笑っていた。そんな航くんが咥える爪楊枝も相まって、高木刑事との凸凹感が絶妙に輝かしい。運転席では諸伏さんが納得顔だった
そうして航くんが「ところでお前ら……」と時間が大丈夫か安じてくれた時、諸さんの車の背後で物凄い轟音がした。それに血相変えて駆け寄っていく警官二人、私達もバックミラーで確認すると電柱に突っ込んだ車が前をペシャンコに潰れさせ、オイルを漏らして事故を起こしていた
