第25章 僕の誕生日(21歳)②*
side.名前
今回の温泉は客室露天風呂が付いていなくて。
1人で大浴場を満喫した。
その後、夕飯を食べて。
悟さんにある包みを渡される。
「名前。これリストに入ってるから。バスルームで着てきてくれる?」
「えっ?うん…分かった」
何だろう?
わざわざ隠れて着るものなのかな?
包みを開けると、それはもう下着の役割を果たしていない物だった。
何!?
このブラジャー!?
フレームしかないんだけど…
ショーツも大事な部分に穴が空いてるし…
これを着なきゃいけないの?
取り敢えず今着ているのを脱いで。
試着をしてみる。
鏡で確認して、顔から火が出そうな程。
恥ずかしい下着だった。
これなら裸の方がマシだよ。
おっぱいもポロンと出ちゃってるし。
お尻もおマンコも丸見え。
悟さんはこんな物、いつ買ったんだろう?
でもリストに入ってるって事は。
悟さんのご要望なんだよね。
私はドキドキしながら悟さんの待つベッドに向かった。
「…さ、悟さん…」
「…名前…なんて可愛いんだ…」
ぽわっと、惚けた顔をする悟さんに。
“ギューッ♡”と抱きしめられる。