第30章 魔女の薬(兼続さんルート)(R-18)
様子がおかしいことに気付いて舞が怯えたように目を合わせてきた。
泣いた跡が消えないうちに、その目に怯えの涙が浮かんでいた。
「兼続さん……?」
兼続「はぁっ、まずい……!早く俺から離れろっ。
また犯してしまう……!」
熱杭が蜜壺を我が物顔で押し広げ、擦りあげたいのをなんとか押しとどめている。
だがそれも時間の問題だ。
(このまま抱いたら次も配慮しない)
(だめだ舞を遠ざけないと…俺はまた…)
心が真っ二つに分かれ、舞を拘束している腕が次の行動に迷って震えている。
(離さなくては、だが抱いていたい。
どうしたら……どうしたらいいんだ……)
「離れろって、じゃあ、この腕を緩めてください…!」
舞は自分を囲い込んでいる腕を引きはがそうとしているが、その力は弱すぎて話しにならない。
(俺は半端な力しか入れていないのに振り払えないのか……?)
(迷いが生じている今が逃げる機会なのに、それもできないとは。
何故お前はそんなに非力なんだ…!)
そう思った瞬間に理性が崩れた。
胸に湧いたのは決して庇護欲などではない。
ひ弱なら動けなくなるまで抱き潰し、物騒な外界に出さなければいいという極端な支配欲だった。
兼続「離したくない…」
「?さっきは離れろって……あぁんっ…!!」
矛盾を指摘しようとした舞の口から嬌声があがった。
湯殿の床に四つん這いのままの舞の腰骨を掴み、奥の口を強く突いたからだ。
腰をひき、続けて奥を穿った。
本能に刷り込まれた生殖行為を繰り返す自分を、どこか朧げな意識が第三者の立場から見ていた。
(俺は何をしてる?愛してるのに、舞を泣かせている…)
「ぅあっ……!あん、やぁっ…!
兼続さん……あ……待って……、離し…、あぁっ!!」
兼続「何故お前はそんなに非力なんだ。どうして俺から逃げなかった!
そんなに弱くて…離した途端他の男に…犯されるだろうがっ!」
「んっ、うぅっ……んぁっ、ああん!」
兼続「他の男に犯されるなら俺が…俺が犯すっ……!
次は事故じゃなくっ、中で果てるのを前提に抱いてやるっ…」
「や、やだ……やめ、て……!」
ガツガツと腰を振り、増長した雄芯で舞を犯す。