第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)
「薬が薄まって最初ほど辛くないので、なるべく…嫌がらないようにします」
謙信「嫌がるお前に注ぎ続けて悪かったな。
この償いは…」
「償いなんていらないです。
朝が来たら全部忘れるんですから」
希望なんて持っちゃ駄目だ。
謙信様は私になんの感情も持っていなかった。
私だって憧れていただけで、好きじゃなかった。
全部媚薬のせい。
(なのに…なんで胸が痛いんだろう)
心臓が切なさでキュウと縮み……痛いと泣いている。
謙信「……」
「治療のためです。償いはいりません」
沈黙していた謙信様がため息と共に言葉を吐き出した。
謙信「そうだな…。一夜限りだ。全て薬のせいにして、お前を愛そう」
謙信様は吹っ切ったような顔をしていて、けれど瞳の奥には感情が渦巻いている。
「愛する…ですか?」
謙信「ああ、と言っても残り短い。束の間の愛だがな」
両頬を包まれ、唇を食まれた。
「ん!謙信様っ?んん………んむ、ん………」
上唇と下唇を順に食まれた後、謙信様の舌が唇を割って入ってきた。
(キス……気持ちイイ……)
全部薬のせいにして、と謙信様は言った。
(薬のせいじゃないとしたら………いったい何?)
唇が離れると、謙信様の切なげな顔が目の前にあって、どうしたのかと問おうとしたらまた口づけられた。
深くまで舌を差し込まれ、夢中になって答えていると激しい揺さぶりが始まった。
「んんっ!?んっ……んっっ……んんーー!!」
深く浅く、深く深く……。
めちゃくちゃに腰を振られ、歯がぶつかり合う。
「あっん!ああぁ!もっと…ゆっくりぃ…!」
ゆっくりと懇願したかったのに、律動の激しさで自分の舌を噛みそうになった。
律動に合わせてフルフルと揺れる胸を、根元から絞るように揉まれる。
謙信「これ以上ゆっくり愛することなど、できないっ」
「う、そ……あぁ、こわれ、ちゃうっ……」
抽送は激しくなっていくばかりで汗は飛び散り、視界がぐらぐらと揺れている。
もう力の入らなくなっている身体は、気持ちイイところを擦られて、痙攣するようにビクンと跳ねた。