第5章 私に何か隠してない?
ドーム〈廊下〉
太宰「……」
織紀「……」
太宰さんは無言で歩いている
無言に耐えれなくなった私は太宰さんに話しかけてみる
織紀「あのっ…!太宰さんどうしたんですか?」
太宰が歩くのを止め、此方を向く
太宰「私に何か隠してない?」
織紀「へ…?」
ポカン…としていると太宰の顔が近づいて来る
整った顔が近づいてきて私は頬を赤める
織紀(隠してるってなんだろう…)
太宰「…控室で何かあった…とか?」
太宰さんが心を読んだかの様に聞いて来る
織紀「…!」
太宰「言わないの?」
上目遣いをする太宰に少しキュンとしてしまう
織紀「………」
太宰「……言わないならこうだ」
次は色気のある目になって…
私にキスをした