第6章 影山飛雄夢 子作りセックス※プロポーズセックス後日談
「子供だって……欲しくて仕方ねぇし……本気で嫌がらないんだから、本当はいいんだろっ?」
考えを見透かされてしまい、悔しいけど認める様に頷いた。
セックスを沢山したい、ゴム無しの生が良い、子宮に射精されたい、子供が欲しい。
「赤ちゃんっ……赤ちゃん出来ちゃうっ……」
「俺の子供っ……妊娠してくれっ!」
「ほし……飛雄の赤ちゃんっ……欲しいよっアァッ!」
激しい挿入をされながら、乳首を強めに摘まれてしまい、上と下の同時の刺激に耐えられなく、ビクンと腰が跳ねるのと同時にイってしまった。
影山もほぼ同時にイったらしく、また子宮の中に精子を入れられてしまった様で、顔が赤くなる。
つい性行為が気持ち良くて、本音を口走ってしまった。
「好きだ……愛してる」
ギュッと抱きしめられ、繋がり離れたがらない影山の背中に手を回して応えた。
好きなのも愛してるのも同じ。
子供が欲しいのも、生を知って戻れないのも同じ。
子作り、受け入れよう。
「好き……私も飛雄の事、愛してる」
愛の言葉を返すと、膣内に挿入(はい)っている陰茎が大きくなっていくのが分かった。
言葉足らずな影山だけれど、身体は思ったよりも正直に反応してくれる様だ。
「好きだ好きだっ!」
「アッアッ……激し……とびっお……す、きっ!」
影山は二回射精しているのにまだ出せるのか、と思いながらも子宮に射精(だ)されるあの感覚を心待ちにしてしまっている事に気が付いて、身体が熱くなった。
(……妊娠検査薬、早めに買っておこう)
そう考えながら、影山との子作りに励んてしまう夜が更けていく。
(2021,4,18 飛原櫻)