第7章 嫉妬
そんなガチガチになった私に気が付いた七海君は、そっと優しいキスを落とすと。
「優しくする。それに緊張してるのはお互い様だから」
そう言って、自分の心臓へと私の手を添えた。
ドクドクと大きな心音が、少し早くなって私の手のひらへ届く。
それを聞いて「あぁ、七海君も緊張してるんだ。良かった…」と安心感を覚えた。
クールで普段あまり表情を変えない彼だけど、目の前の七海君は余裕が無さそうに少しだけ頬を赤く染めているのにも関わらず、その瞳はありったけ優しく私へと向けられている。
「七海君…大好きだよ」
いつも私を優しく見つめてくれる。
いつも私を良く見ていてくれる。
いつも私の気持ちを考えてくれる。
そんな優しくて温かい七海君が大好きだ。
ゆっくりゆっくりと開けられていくシャツのボタン。顕になった下着を丁寧に外すと、七海君は私の蕾へとそっと触れた。
感じたこともないような感覚に、一気に恥ずかしさと甘い刺激が私を包み込んでいく。
恥ずかしさで七海君の顔が見れなくて、思わず片手で顔を覆うと「隠さないで」と低く甘いボイスで囁かれ、さらに顔がカッと熱くなった。
私の胸に優しく触れていた七海君の手により、甘い感覚が次第に強い刺激へと変わっていく。左の先端へと優しくキスが落とされたかと思うと、次の瞬間には飴玉を含むようにして口内のへと取り込まれた。
「……チュッ…ジュルっ」
いやらしく乳首を舐め回す音が響く。
「……んっ…あッ…」
七海君によって口に含まれているのとは反対の胸は、先端を弄ぶかのようにしてツンツンと弾けば、今度は胸全体を優しく包むようにして揉みしだかれた。