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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第5章 教室



「どうした?話しって」




いつもよりも30分早く教室に着いた私と硝子。昨日の夜話しがあると硝子にメールをして早く来てもらった。




今日は一眼目が座学で、教室にいつものメンバー四人が揃う事になる。悟と傑の二人が来る前に硝子には話しておきたかった。




「実は私、昨日七海君と付き合う事になったの」




緊張しながらもそう伝えると、硝子は意外にもあっさりと「おめでとう!思ったより早かったなーまぁ七海も焦ってたって事か」なんて言いながら棒付きキャンディーをポケットから取り出した。




「初彼かー青春って感じだね」




キャンディーを口に入れながらニヤニヤと笑ってくる硝子の初彼という言葉に、思わず照れくさくなってしまう。




「そうだね、初彼…私に恋人とかこの前までは想像も出来なかったしね」




「えーそんな事ないでしょ、リンが鈍いだけで」




…鈍い?




硝子は最近まで年上の彼氏がいたし、悟や傑はよく女の子とデートをしたなんて話を二人でしている。まぁ彼女がいるとかいないとかは良く知らないけど…あの二人顔だけは良いから相当モテるみたいだし。街へ一緒に遊びに行けば正直目立って仕方ないほどだ。




だから…異性と何一つ恋愛らしい事をしていなかったのは私だけで…そんな私に彼氏が出来るなんて自分で驚きだ。




「まぁ七海なら大切にしてくれるでしょ。あいつ良いやつだし」




うん、七海君とならきっと仲良く幸せにやっていける。なんだかそんな感じがする。




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