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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第26章 恋人紹介



「特級過呪怨霊 折本里香、422秒の完全顕現。このような事態を防ぐために乙骨を君に預けたのだ。申し開きの余地はないぞ、五条悟」



はぁ…めんどくせェ



僕は頭をポリポリとかくと適当に口を開く。



「まぁもともと、言い訳なんてするつもりないですし」



そもそもあわよくば折本里香を見るために、あの実習を行ったようなものだし。



「何をふざけている!!折本里香があのまま暴走していれば町一つ消えていたかもしれんのだぞ!!」



まるで馬鹿の一つ覚えみたいにぎゃーぎゃー騒ぎやがって。



「そうなりゃ命懸けで止めましたよ、あのね私らがあの呪いについて言えることは一つだけ。“わからない”」



僕はポケットへ手を突っ込みながら話しを続ける。




「呪術師の家系でもない女児の呪いが、どうしてあそこまで莫大なものになったのか…理解できないモノをコントロールすることは出来ません。ま、トライ&エラーってね。しばらく放っておいて下さいよ」




「乙骨の秘匿死刑は保留だということを忘れるな」




ははっ、本当にコイツらはどうしようもない腐った奴らだ。



会話するのさえ面倒くせェ。




「そうなれば、私が乙骨側につくことも忘れずに」




そのままジジイどもを睨み付け、背を向けると、僕は早々と歩き始めた。




「ったく、野暮な年寄り共め。あぁはなりたくないね、気を付けよ」




サングラスを外し、ポケットから取り出した白い包帯を目元へと巻いていく。















「若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ…何人たりともね」








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