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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第18章 自分の想い



私は次の日から悟を避けるようにして過ごした。



マンションを出るときも外にいないか確認したし、高専でも会わないよう周りを警戒していた。



自分が最低なことをしているって分かってる。




だけど気持ちとは裏腹に、いまだ答えの出ていないこのモヤモヤから逃げるようにして悟を避け続けた。



一日に何度かメールや電話もきていたけど、私はそのメールすら開かなかった。それを見てしまったら、また自分の気持ちが分からなくなりそうだったからだ。



だけど、わざわざ会おうとしないと意外にも会う機会はそうなくて…この前までそれが少し寂しいと思っていたはずなのに、今はそれがとてもありがたかった。



だから私は、まさかこんな事が起きるなんて思ってもなくて…


悟の事で頭がいっぱいな今、まさか彼に会うことになるなんて思ってもいなくて……






「………七海…くん」




私は目の前に立つ彼を見上げ、大きく目を見開いた。





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