第2章 合同任務
「嫌だって何が?」
「リンには分かんねェよ」
「…なんで?」
「鈍感だから」
悟の代わりに最後にそう答えた硝子は傑に「ねぇー」と言うと、傑も「そうだね、リンは天然な所があるからね」なんて言ってくる。
「………」
「むくれるなよガキンチョ」
「別にむくれてないよ」
「あーはいはい、まったくリンちゃんは可愛ねー」
よしよしと頭を撫でてくる悟はズレていたサングラスを元に戻すと、いつも通り余裕そうにニヤリと笑った。
絶対馬鹿にしている。というか子供扱いしてる。
「やっぱり悟って意地悪だよね」
「はッ、この呪術の天才に向かってそんな事言っていいのかよ?絶対いつか後悔するぜ」
「何言ってんだか」