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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第2章 合同任務



ぽたりぽたりとスカートから雫が落ち、道路へとシミを作っていく。




「ずぶ濡れですね」




そうしてフワっと私の肩にかけられた温かいモノ。




あ…七海君の学ランだ。




ドキンっと高鳴る胸、フワリと香ってくるのは七海君の香りだろうか。何だか凄く落ち着く。




「ありがとう…さっきは任せちゃってごめんね」




チラリと横目で七海君を見つめると、私を見下ろしていた彼と視線がぶつかり合いもう一度心臓が大きく音を上げる。




「いえ、あのくらい大した事ありません」




「七海君強いね。きっと私なんてすぐに追い越すんだろうなぁ」




赤くなった顔を隠すようにしてそんな事を言いながら、目線を悟と傑の方へと戻す。




「綺麗でした」




「え?」




「鈴の音。あんな綺麗な音は聞いた事がありません」



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