第15章 ★止まらない熱情

「それは……悟の愛撫とかキスとか胸触られたりして――」

「それだけじゃないでしょ」

「え？」

「僕のちんこが欲しいんだよね？」

「っ！……だから、その……記憶を取り戻そうとして」

「もう取り戻してんじゃん」

　……なんて会話だ。誤魔化しにもならない。

　素直に欲しいのって言えたらいいんだけど、私はまだ千愛の感覚が強くて、初めて五条先生に抱かれる気分で、やたら緊張して言えない。
　
　返答に困っていると、もう一度ショーツに指を置かれ、割れ目に沿ってなぞるように上下に動かされた。

　布地がどんどん湿って秘部に食い込む。

　指が往復する度に、ぬちゅっ、くちっと、淫猥な水音を漏らす。

「んんっ！！　ぁああッ！」

「どんどん染み出てきてるよ」

「んあっ、やらぁあ！」

　追い打ちをかけるように、彼はショーツのクロッチ部分に指を掛けて、横にずらし、秘裂を割って、直接濡れ口に触れてきた。

　"ぐちゅっ！"と泥沼にでも突っ込んだような音がする。
　
「もうヌルットロじゃん」

「やだっ、そんなとこ……触ら、ぁんっ！」

「糸引いちゃってエロすぎ」