第15章 ★止まらない熱情
子宮がきゅうっと収縮し、じんわりと痺れが全身に広がっていった。何も考えられないくらい気持ちいい……。一体何が起きたの?
「万愛の乳首イキ可愛いんだよね」
「……ちくびいき?」
「そ。今イッたでしょ?」
「うそ、胸だけでイクなんて」
「ほんと。僕が開発したの。初めて君が乳首でイったのは18ん時だったかな」
「は? 高校生になに教えてんの! えっち」
「万愛がもっといじってーって、甘えた声出してくるから期待に応えたまでだよ」
……この話が本当なのか嘘なのか、残念ながら取り戻した記憶の中にはない。だから黙るしかないのだが、乳首イキをしたのは間違いないみたいだ。今もまだ体が痺れている。
「他にも僕は色々と君の体に教え込んでるけどね」
「……なにを?」
「そりゃあんなことやこんなこともいーっぱい。付き合って8年だからねぇー。僕のをしゃぶるのも上手いよ」
「もぉいい! 黙って」
恥ずかしい。全く覚えていない。セックスの記憶はあまり呪力で守らなかったみたいだ。
だけど体の方はさっきから敏感に悟の愛撫に反応しているから、彼が言ってることはそこそこ本当なのだろう。
悟が私の体に覚え込ませた性の愉楽は羂索の術式でも改造出来なかったみたいだ。