第14章 再会
震える指先でスマホをフリックし、次のページへと進むと、五条先生と悠仁の会話が続いていた。
「いいでしょ。髪、似合ってる?」
「すげぇカッコイイよ、獄門疆に入るとそんな髪型になんだね」
「そーそー閉じ込められた瞬間、髪がうねりだしてね……って、悠仁それマジで言ってる?」
「え、呪いじゃないの?」
天然っぽいとこある悠仁に五条先生が「んなわけないでしょ」って軽くツッコミを入れ、私もクスッと笑った。
それから五条先生は穏やかに口角を上げた。
「これは僕の宝物でさ。このウィッグをくれた子のことが忘れらんなくてつけてきちゃった」
「へ?」
悠仁も呆気に取られた表情しているけど、私はそれ以上に呆然として目が点だ。