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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第10章 本当の出会い


 ……不思議に思うよね? 私にはママもパパもいないのにどうしてそんなに元気なの? って。寂しくないの? って。

 もちろんそんな日もあった。わけもなくママを思い出して涙が止まらなくなったり、胸にガラスが刺さったみたいに痛くて苦しくなるような日。

 でも五条の人はみんな強いから、泣き虫だったらこの場所にふさわしくない子供のような気がして我慢した。

 もし私が悟の妹なら簡単に泣かないはずってひとり上を向いた。涙をお日様で乾かすために。

 お天気じゃない日もあるけど、そういう時に限って晴れていて青い空が見える。

 なんだか悟が見守ってくれてるみたいな気持ちになる。



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