第2章 クローゼット
なぜ、私のクローゼットに獄門疆から五条先生が来たのか? 果たして彼が帰る道はあるのか?
いや、何としてでも見つけ出して、呪術廻戦の世界に帰さなければならない。
読者はみんな五条先生の封印が解かれるのを待っているのだ。そして、術師達は裏門から開門しようと必死で戦っている。開けたら五条先生がいないでは、オチがつかない。
呪術ファンのためにも、今戦ってるキャラ達のためにも私が五条先生を何とかしなきゃ!
このままじゃ、ナナミンの命だって無駄になってしまう。きっと最後は五条vsラスボス宿儺との戦いもあるんだろう。悠仁や恵とまだ関わらなくてはいけない大事なシーンがたくさん残っているんだろう。
兎にも角にも私は五条先生をここに匿うことを決めた。
「そういうわけで、千愛よろしくー」
「余裕ぶっこきすぎでしょ!」
二人の同居生活はこんな感じでスタートした。