第9章 さよなら五条先生
だんだん質問が変になってる。っていうか五条先生との限定話になっている。
最後のその質問は何。私と旅行する気なの? 異次元世界でなに楽しもうとしてんの。そんなお金はないからね。
広いところから入り込んで、気付くと五条先生の話にたどり着いてる。
これは……二次創作でよく見る女の子を落としこんでいく五条悟テンプレートじゃんか!
コホンとひとつ咳払いを入れた。
「五条先生は暇なの? ネットでちゃんと獄門疆の調査してる?」
「してるよ。それに暇じゃない。君を知りたくて駆けずり回ってるからね」
「やだ、ストーカーみたい」
マジで変だ。ヤンデレ五条だ。前からイカれてる変わった所はあったけど、まだまともだった。