第7章 くりーん
「シミないぞ」
「目には見えぬシミがあるの··さ!?」
ぎゅ·····。
「何故壁側にくっつく」
「あの!··ロナルドさん!?///自分が何してるか分かってますか!?」
「分かってるから行動してるんだよ····彩華」
「は···い!?」
··ヂゥ
「ーー!(噛まれたー!)」
「お前は俺の···恋人に似すぎてる。だから最初はお前がアルバイトかと勘違いしたが··違った。お前は俺が知らない世界の"彩華"なんだな」
(ロナルドさん···気づいていたんだ。私も最初見た瞬間あの人と似ていたけど違うのよ)
貴方は退治人
あの人は"吸血鬼"
(やっぱり。違うロナルドさんでも·····)
「貴方は優しい方なんですね」
「彩華···っ、優しくなんかねーよ」