第12章 特別対談
パタン
すたすた
(ロナルドさんを待たせたお詫びにケーキでも買おう···あら?)
「すー···」
「すぴすぴ」
(ロナルドさんがふたり、この方が彩華さんの、凄く··)
「似てるわね。」
ひょい
「さて、帰りますよ」
ぐでーー··
「ん~~···」
~··ふわっ
ぱちっ
「···ぅ」
目を覚ますと一緒に寝ていた小さい俺の姿は消えていた
その代わりに、
「あら、起こしてしまいましたか?貴方の"彩華"さんはもうすぐ来ますよ。もうちょい、おやすみなさい」
なで
「···さや、か···」
「名前は同じでも私は違う"彩華"ですからね」
夢を見た
眠る俺の頭を優しい手が撫でる。
(知ってる、この撫で方)
確か、俺が求めた···
ぱちっ
「·····」
「起きましたか?」
ぱやぱや
「彩、か?」